Archive for 7月, 2012

どや顔サミット

火曜日, 7月 31st, 2012

この前家に帰ると、家族が浜田の「どや顔」を観ていました。

私は初めて観たのですが、その時のゲストが、

前田清の息子や松方弘樹の娘が出ていて、

到底信じられないセレブリティ―な話を披露していました。

風呂が7つもあったり、

家に花火師を呼んで豪華な花火をしたり、

1000円のお年玉を冗談と勘違いしたりと、

悲しい話のオンパレードでした。

松下幸之助が自分の成功は

「学歴がないこと、体力がないこと、貧困だったこと」をあげています。

学歴がないことで、素直に人の話を聴くことが出来た。

体力がないことで、人に任せることが出来た。

貧困だったことで、少ない給料にも感謝することが出来たと。

どんなことに幸せを見いだせるかは、その人の心が決めます。

半分しか入っていない水を、十分と考えるか、

不十分と考えるかはその人次第。

風呂が在り過ぎると、家族で一番風呂に入る

順番を考えることもありません。

花火がそんなに簡単に打ちあがるなら、

寄付金を募ってまで存続する花火の有難みもありません。

1000円のお年玉を笑ってしまうなら、

何年か越しで貯めて買うおもちゃも大事にしません。

自分の心のコップがいっぱいになるからこそ、

他の誰かにこぼれた滴を分け与えようと思うもの。

最初からそのコップに穴が開いているのでは、

そんな気持ちにはなりません。

松下幸之助も、最初は松下200年計画で

「この世から、物質的な貧困をなくす」ことを目標にしていました。

ところが85歳にして松下政経塾を立ち上げました。

それは物質的な充足の果ては、

精神的な貧困が訪れることを予言していたのでしょう。

松下幸之助もこの「どや顔」を観ていたら、

きっと悲しい気持ちになっていたはずです。

一バラエティー番組に噛みついている、

自分の大人げなさもどうかと思いますが、

道端に咲いているタンポポを踏みつけて前に進むより、

それを立ち止まって美しいと感じられる感性を養いたいものです。

中年院長の誕生日

月曜日, 7月 30th, 2012

今年もバレンタインと誕生日をスタッフに祝ってもらいました。

バレンタインはチョコとワインを頂戴して、

その日のうちに私の内臓脂肪に置き換わりましたが、

誕生日にはそれを燃焼せよと言わんばかりに、

トレーニングウエアのスキンズを頂きました。

http://www.skins.net/ja-JP/

XLサイズの私に、Sサイズのウエア。

着ることさえ一苦労ですが、今年のハーフマラソンは

これを着用して走ることにしました。

試着した写真はあまりに見苦しいので、

ここではさすがに遠慮しますが、

もみじマラソンで堂々と披露出来るようトレー二ングします。

四捨五入してとっくに50。

年々体力が衰えていることを実感しない日はありません。

気力も体力に比例するもの。

情熱しか取り得のない私ですから、

それを支える体力を強化しなければ、自分でなくなります。

この誕生日のプレゼントは、こんな私に対する

スタッフの叱咤激励と解釈して、汗を掻く決心をしました!

さあ金哲彦の本でも読みましょうか。

鶴歯会プレゼン『咬合力を考察する』

月曜日, 7月 30th, 2012

3月に年度末のプレゼンをしたにも拘わらず、

今年度初めのプレゼンに欠席者の代わりとして、

再度私が登壇することになりました。

 

八木先生から「テーマを絞ったほうがいい」と忠告されていましたので、

『咬合力を考察する』と題して、

中村セミナーから取り入れたDeprosを中心に話しました。

このME機器を導入してからというもの、

咬合力のもたらす非機能的な力を可視化することで、

臨床が大きく変わりました。

歯医者の臨床はこれまでは、EBMとはいっても、

ほとんど名人のカン・コツの世界。

 

診断も経験則ならば、具現化においては

術者の技量が大きく反映されてきました。

まさに上手いか下手かという形容詞で

表現されることが多いのが事実です。

DeProsはそんなカンコツの世界を

デジタルで可視化してくれる優れ物。

これまで咬合紙の赤青表示でしか判断出来なかったものを、

 

数値化して本当に問題になる部位を特定してくれます。

それにより虫歯でもないのに冷たい物がしみるような、

力で起こる歯髄充血への対処や

被せ物のマテリアルの選択、

またインプラントを含めた全顎的な治療の

同時均等接触を可能にしました。

この優れ物のお陰で、術者患者ともども安心安全を担保出来るのです。

私のプレゼンを聴いて、買いたいと言われる先生もおられたのですが、

残念ながらこのDePros、この6月で発売中止になったのです!

この器械売れていません。

私はまさに駆け込みで、この機器の恩恵に預かれましたが、

私たちの業界がいつまでもカンコツの世界に留まっている限り、

患者さんにとっても不利益と思われる企業論理に

振り回されることになります。

どんなに優れたイノベーションも、

使う私たちが正当な使用をしないのでは、無用の長物にしかなりません。

という私もスマートフォンを持ってはいても、全く使いこなせていません。

それに関しては私が「遅れてる人」で済みますが、

DeProsの発売中止は、患者さんにとっては

「遅れてる~」では済まされませんね。