『情婦』
最近TSUTAYAに「発掘良品」というコーナーが出来ています。
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撰者のお勧めの言葉とともに、
古今東西の優れた名画が並んでいますが、
その中に一つが私の心を揺さぶりました。
「この映画を観ていない不幸、この映画をこれから観れる幸福。
私はこれからこの感動を味わえるあなたが羨ましい」といった
推薦文に惹かれ、思わず手に取ったのが、
ビリー・ワイルダーの『情婦』
この映画モノクロですが、
観終わった後に訪れる驚愕と爽快感が半端ではありません。
これぞ映画!
劇中に交わされるウイットに富んだ会話のやり取りが、
退屈な日常を忘れさせ、ビリー・ワイルダーの天才的なセンスを
堪能させられます。
そして誰にも言えないラストシーン!
これはどんなおしゃべりも口籠らせるほどの大どんでん返し!
マレーネ・ディートリッヒの驚愕の女優魂
タイロン・パワーの軽薄の中に垣間見える誠実
チャールズ・ロートンの重厚な知性
CGや3Dオンパレードの映画に
なれ親しんだ14歳の息子にこれを観せました。
すると「こんな凄い映画は観たことない!ほんまに面白かったわ!」
やはり名作は不滅です。
AKBや嵐しか聴かない娘も、
いつかローリング・ストーンズや
ブルース・スプリングスティーンを聴いてくれるのかなと、
ちょっと期待する中年オヤジでした。
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