丹波市 「わく歯科」の院長BLOG

丹波市 歯科 わく歯科

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院長BLOG

息もできない

去年のキネマ旬報第一位 『息もできない』 をやっと観ました。 言いようのない悲しみで胸が締め付けられます 「生きる」こととはかくも辛く苦しいものなのかと、 間違いなく自分の人生を振り返り、 その幸せをかみしめることになるでしょう。 人を殴ることは自分を殴ること そのことに気付き、 やっと拳を下ろせた者に待っているのは、 「人を殴るやつは、自分が殴られるとは思っていない」  と自身の語る原理原則 虐待をする親はすべからく自身も虐待の経験を持つ この映画を観て、本当に救うべきは誰なのか 一見ハッピーエンドを装うエンディングの幸せな空気が 一変するそのラストに、 観客は愕然としながら、 暴力の輪廻を凝視し考えることになるでしょう ただ『告白』を観終わった後と違い、 「人は変われる」ことに安堵する反面、 犯した罪は自分を許さないという 事実に向き合わねばなりません。 人生は神様がくれたパズルだと言います。 与えられたパズルのピースは それだけでは何の意味があって どこにはめこめばいいのいかわからない。 しかしそれを捨て続ける限り、 いつまでも神様はその同じピースを 与え続けて下さる。 その人が気付くことを待ちながら。 そして気付いた人には二度と ピースが与えられることはない。 この映画では降り注ぐように、 暴力というピースが散りばめられています。 それに気付いた時には、その罪ゆえ神に召され ピースは自分の下ではなく、 次の人間に手渡されているという悲しい現実。 いや~本当にすごい映画でした。 それにしても今年は日本映画が 近年稀にみる豊作だったと思いましたが、 韓国映画の底知れぬパワーに圧倒されました。 低予算でこれほどまでのクオリティー かつてのATG映画で日本が語るべき対象を持っていた その熱のようなものが全編に漲っています。 なんという才能の宝庫なのでしょう。 次から次に新しい監督が登場する韓流に、 ねたみにも似た畏怖を感じるのは私だけでしょうか。 それにしてもさすがキネ旬一位 決して観る時間を無駄にはさせません