柏原病院 連先生ご講演
柏原病院の口腔外科の連(むらじ)先生の院内講演を、
他科のお医者さんたちと一緒に拝聴しました。
タイトルは「口からみるAIDS」
以前勤務されていた大阪の総合医療センターで、
AIDS患者さんを多く治療した経験を持たれる連先生は、
大阪市健康局健康推進部顧問のひとりでもあられました。
この丹波でも知らない間にHIVの患者さんを治療しているということが、
今後増えてきても不思議ではありません。
その時のためにも学ぶことで、無用な心配を減らせます。
連先生の話で驚いたのは、
働き盛りの30代、40代の男性の口の中に、
カンジダと言われるカビを見つけると、
かなりの確率でAIDSの発症が疑われるということ。
歯医者で見つかることが多いらしく、
その意味でも私たちが不勉強だと、
患者さんやご家族の命さえ危うくしてしまいます。
連先生には外科や産科の、
血液に曝露される危険性のある先生方から質問が続きました。
柏原病院の酒井先生の閉会のあいさつが胸に沁みます。
「結核病棟の閉鎖と同時に、
その設立に合わせて作られた歯科も閉鎖の危機にありました。
もしあの時歯科医師会の皆さんからの声がなく、
閉鎖していたら、今こうしてHIV対策委員でもある連先生の
話を聴くこともなかったでしょう。本当に感謝します。」



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