丹波市 「わく歯科」の院長BLOG

わく歯科のタウンミーティングで、 ある患者さんからこのような話を頂きました。 「３Ｓ活動しているんやったら、 柏原のハイレックスの見学に行ったらええわ。きっと勉強になるで」 5月26日にまずはスタッフ3人を連れて見学に行きました。 　8時半にハイレックスの場内に車を停めた私たちに、 事務所の前で直立して出迎えて下さる人こそ、 工場長の上田さんでした。 私たちはゲストルームに案内され、 そこで工場長から会社の歴史から、 その取り組みまで講義頂きました。 まずそのスケールに驚かされます。全世界に社員9000人 自動車ケーブルの世界シェア２５％を占めるそうです。 その規模もさることながら、工場の仕組みやさまざまな工夫は 、私たちにとりましてまるで宝箱のように映りました。 柏原工場が世界中の工場の仕組みと人材を作る 実験工場になっているそうです。 丹波にこんなすごい会社があったのかと誇りにさえ思います。 そしてそれを指揮する上田工場長の人間力の豊かさ、 迫力に圧倒されることもしばしば。 全てご厚意でお世話になっている分、 あまり具体的に細かなことは書けませんが、 行くたびに新たな発見と気付きを頂き、 わく歯科の問題点をも我が事のように考えて、知恵を下さいます。 　 私が一番驚いたのは、そこの道を歩いている人さえも、   即戦力に変えてしまえる仕組みづくりです。(緑化運動) 同じ丹波で仕事する者として、人材の確保育成が最課題です。 ところがそのことさえも、相手を選ぶのでなく、 誰でも出来るように仕組みを変えることで、克服しておられます。 ここに「人を変えるのでなく、自分が変わる」という 真理の実践が見てとれます。   しかしもともとこのような士気の高い会社だったわけではないとのこと。 　上田工場長が就任された２００６年から、 その強力なリーダーシップの下、確実に工場は変化し、 業績も急上昇したようです。 工場長の全く軸ぶれしない、 強烈な父性と隙のない理性が原動力だったのでしょう。 　５Ｓ（整理、整頓、掃除、整備、躾）にしても、 一歩も二歩も先を歩んでおられるハイレックスという会社が こんな身近にあることを、本当に心強く、有難く思います。 　私たちが帰る時にも、工場長自ら社外に出て、 最後まで礼をして車を見送って下さる姿勢に感動しました。 躾とは自らの後ろ姿にこそあるのだと学びました。 帰るときには、『改善な無限』というスローガンが 眩く光り輝いて見えたものです。 いや～、丹波にもまだまだ私たちの知らない 学びの資源が多くありますよ～ 恐竜の化石もすごいですが、 活きた会社、人を発掘してからでも遅くないかもしれませんね。