ポルトガル研修?観光?
ポルトガル最後の日
私たちは初めてマロクリニックを離れて、ポルトガル観光に行きました。
まずは『ここで地果て、海始まる』と言われた ヨーロッパ最西端のロカ岬
本当にこんなのどかで美しい土地から、
遠く東のジパングを目指して船を漕ぎ出したのですから、
水平線の向こうに何を想像しながらここを離れたのでしょう。
あまりに空気が澄み渡り美味しいので、
隣の菊池先生に
「老後はこんなところがいいですね~」と言うと
「いや~こんなところに居たら、
一週間で認知症になる自信があります」 だって
確かにここでは何もかも忘れてしまいそうです。
その後はジェロニモス修道院やファドの店が立ち並ぶ旧市街地を散策
人々が暮らす家の壁ひとつ屋根ひとつが何百年も前のものばかり
街の隅々までポストカードに出来そうな光景に
心に 『世界の車窓から』のテーマが流れます。
素晴らしい街並み
同時にギリシアの次はポルトガルと予想される貧しさに
歴史の深さと相いれない現実に複雑な気持ちになりました
街に出て
ポルトガルの中でいかにマロクリニックが特別なエリアなのか
よくわかりました
帰りは朝5時に空港行きのバスに乗りリスボン空港へ
途中のフランクフルト空港では水代わりにやっぱりモーニング生
朝からよく飲めるわ
このときばかりは肝臓もドイツ使用です
伊丹に着いたのは午後一時前
24時間の旅にやっと終止符です
皆さんお疲れでした~
ここで患者さまのY内さんの作って下さった一句
『ポルトガル 昔鉄砲 今はマロ』
僕らにとってはまさにその通りの旅でした