怪盗グルー月泥棒
子供に連れられて、『怪盗グルー月泥棒』を観ました。
http://tsukidorobou.jp/
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最初はいつもながら違う映画のタイトルにそわそわしながら、
渋々チケットを購入したのですが、
不覚にも何度も泣いてしまいました。
簡単に言えば悪事を生業とする大泥棒が、
愛に目覚めていくアニメです。
最後は盗むことより、与えることに喜びを見いだし、
幸せに暮らしましたとさというベタな物語です。
最近はすっかり辛口コメントも陰を潜め、
愛を持って銀幕の前に座る私としましては、
昔のある思い出が蘇りました。
学生時代に新宿の劇場で
火垂るの墓ととなりのトトロの
二本立てを観たことがあります。
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僕の前の席は家族連れでした。
きっとお父さんも観たくもないアニメを
家族サービルと割り切って来られていたのでしょう。
最初はあくびばかりしておられました。
ところがホタルの墓が始まってしばらくすると、
子供が退屈そうにゴソゴソしだしたのとは逆に、
お父さんの嗚咽が場内に響きます。
節子が空腹のあまり石ころをあめ玉のように
口に入れて息を引き取るシーンでは、
我慢仕切れずに大声で一言叫んで
トイレに走って行かれました。
置いて行かれた子供たちは、
「パパ!どこへ行くの!?」と唖然
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今日の映画ではさすがに
そんなことはありませんでしたが、
込み上げる涙を拭いて、
鼻をすする音が自分でも気になって
仕方ありませんでした。
日本のアニメのクオリティは言うに及びませんが、
最近は海外の作品も侮れません。
それにしても今の3Dブーム
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メガネ君にはどうも戴けないです。
耳にも届かないまま、
メガネの上にメガネを乗せる不細工な様子は、
到底人に見せられるものではありません。
その上今回のように泣きが入るものは、
その上げ下げの忙しいこと忙しいこと。
我が家に3Dテレビが入るのは
度付き3Dメガネの登場が先ですね。
