感動卒業式
3月の終わりに長男の小学校の卒業式があいにくの雨の中
執り行われました。
実は僕自身、自分の卒業式で泣いた覚えがありません。
中学の時は、成績も良くないのに答辞を読みました。
それでも泣くどころか、かろうじて記憶がある程度なんです。
それが仕事を休んで行った長男の卒業式で、
こんなに泣かされてしまうとは、思いもよりませんでしたわ。
名前はわかりませんが、蛍の光の代わりに合唱する歌や
ひとりひとりがワンフレーズづつ6年間の思い出をリレーする
企画でも、男の子は照れ、女の子は泣きながら、
とても感動的な式となりました。
その後教室に帰った6年生を追っかけて行った私たちの前で、
何と中学からひとり離れて寮に入る我が息子に向けて、
クラスメイトからサプライズメッセージの贈呈があったのです。
息子も感動で胸が熱くなり、黒板の方を向いたまま涙をこらえています。
初めて見る子供の姿にこちらがもらい泣き
皆に囲まれて坊主頭を撫ぜられている光景に、
「あ~愛されていて良かったな~」 と心から思いました。
自分たちでもそうだったように、
家庭で見せる顔と学校や社会での顔は違います。
いつも甘えてばかり、兄弟喧嘩してばかりの息子の外での顔を
垣間見て、正直ホッとしました。
家に帰って6年生の文集を読んでも、
びっくりするほど明確に夢を描いている息子に、
驚かされました。
だって自分の6年生の頃の夢は、
ヘビー級ボクサーになって、
モハメドアリと戦うなんて書いていたんですよ。
それからすると、我が息子の成長に敬意を示したい心境の
ダメ父です。