キネマ旬報ベストテン
年に一度の待ち遠しい日がやってきました。
実はキネマ旬報のベストテンの発行日なんです。
映画オタクの中学三年からとりだして、早28年ですか。
当時のスクリーンやロードショーというアクターばかりが
もてはやされる商業雑誌では飽きたらない僕に、
本格的な評論の面白さを教えてくれた雑誌でした。
ですから僕にとっては好きな映画といえば
ATGという会社の低予算映画や
ミニシアターで公開されるインディーズ系の映画にばかりに偏ってました。
ただ社会人になるとその忙しさの中で、
銀幕の前に身を置くことも出来ず、
結局ビデオやDVDになるのを待つしかなかったのです。
開業して家庭を持つとそれさえ観る時間がありません。
たまに映画館に行けたとしても、
ドラえもんやポケモンのキャラばかり詳しくなる始末。
隣の魅力的な映画を上映している劇場を横目に
子供のこぼしたポップコーンやジュースの
後始末に追われる我が身が情けなくなります。
そんな日々の中、年に一度届けられるキネ旬ベストテン号に
自分の趣味は映画だったよね~と再認識させてもらうのです。
こんなに忙しいと、レンタルであっても、あ~観て損した、時間の無駄やったなんて絶対許せません。
だからTSUTAYAに行くさいにも 、
手帳にベストテンと要チェック映画リストを作って照らし合わせながら借りるのです。
ところが帰ると子供の占領したテレビの空きを待っているうちに、
すっかり夜が更けてしまいます。
そうこうしてるうちに、レンタル期限が過ぎて
一度も観ないまま延滞料のお支払なんてことも珍しくありません。
誰か~書斎と俺専用テレビ下さい~
まず時間下さ~い