トイレの神様は歯もピカピカ! 2010年10月06日 わく歯科では診療中 kissFMを流しています。 歯医者さんではクラッシック、環境音楽が定番ですが、 私のわがままで開院以来ず~とFMなんです。 実は診療していますと、へたすりゃその日の天気はおろか、 世の中のニュース、流行りなどとは、全く隔絶された生活になります。 思い出すのは手術中にラジオから 「ただ今池田小学校に男が乱入し、子供ら8人が死亡」 というニュースが流れ 介助者と目を合わせてメスを持つ手が止まったこともありました。 JRの職員さんを治療中にその方の携帯が鳴って、 「おう、ほんまか!?そやけどわし、今歯医者なんやわ!」 なんて言われているそばから、 「尼崎で脱線事故、死傷者多数」というニュース 福知山線で衛生士学校に通っているスタッフに、 心配して慌てて電話したなんてこともありました。 私たちにとってはFMから流れるニュースや流行りの音楽が、 社会との唯一の接点になっているのです。 患者様には賑やかで申し訳ないのですが、 これだけは私のわがままとして許して?頂いています。 そんな普段何気なく聞き流しているFMに、 最近とても気になる歌があります。 「トイレの神様」 <a href="http://player.video/68727d31a1e2386af5fecc57f3663779 ♪~トイレには それはそれは綺麗な女神さまがいるんやで~ だから毎日きれいにしてたら女神さまみたいに べっぴんさんになれるんやで~♪ 歌っているのは植村花菜さん 川西出身のとてもべっぴんさん 実は私、ある研修会の課題として、 職場のトイレ掃除を素手でしなさいと命じられてから早8年 毎日欠かさずトイレ掃除をしています。 最初の頃、何でこんなことせなあかんねん! おれの代わりに誰か替わってくれ!なんて邪念ばかり。 ところが辞める勇気も理由もないままここまで来ますと、 いつのまにかこれは俺の仕事、 誰も邪魔するな!にかわっていました。 今ではこれのお陰で今があるとさえ思えるようになりました。 自分がトイレを掃除する前は、 誰かがしてくれていたんやと考えると、 自然と感謝の気持ちが芽生えます。 そんな私の耳に、軽快なFMの音楽に到底似つかわしくない 歌詞と優しい歌声がすんなり入ってくるのは、 不思議なことではありません。 治療中、マスク越しにグズグズ涙していることに、 そばに付いているスタッフも患者さんも気付いていませんでしょう。 思わずその歌のお陰で、こんな貼り紙をしてしまいました。 何か自慢げで、照れ臭く、ちょっと自己嫌悪 でもトイレ掃除が、いつもより楽しく、誇らしくなったことは事実です いまではあのメロディが頭の中をリフレインしています。 べっぴんさんになれるかどうか知りませんが、 トイレの神様が見守ってくれていることは確かです。 だって「今日も事故なく、いい一日でありますように」 との願いを ここまで叶えて下さっていますから。 これからも一日の始まりはトイレ掃除から 女神様がいると知れば尚更気合いが入るわけです