丹波市 「わく歯科」の院長BLOG

１０月２１日 私にとりまして今最も尊敬する歯科医師が、 横浜の吉野敏明先生です。 　以前に当院の患者ご夫婦を 二組横浜の吉野歯科にお連れして、 治療、ご指導頂いたことがあります。 その時からのご縁で侵襲性と疑わしい 歯周病患者の治療について、 様々なご指導を頂いております。 吉野先生のすごいところは、 医療者としての飛びぬけた専門力だけでなく、 人としての生き方、傑出した人間力です。 吉野歯科には各界の著名人が多く来られます。 芸能人、アスリート、皇族、ご住職、登山家、政治家などなど。 その方々は何も吉野先生の専門力を正当に理解され、 受診されているわけではないでしょう。 そのＨＰのトップにもある、「誠意、真実、敬い」を 偽りなく実践されているその姿勢が、 人を引き付けてやまない理由です。 　一見学生にもその姿勢は貫き通されるのです。 その吉野先生にお願いして、 今回はるばる丹波の地に学術講演にお越し頂きました。 今回は近隣他地域の歯科衛生士さんも含め、 総勢８０名以上の 」丹波市学術史上最高の人出となりました。 わく歯科のスタッフも全員が参加して 最後まで熱心に聴いてくれました。 吉野先生の講演内容は、 難治性の侵襲性歯周病患者の治療方針から 歯科衛生士の業務範囲、仕事人としての考え方、 自己啓発、マネージメントに至るまで多岐に亘り、 皆吉野ワールドのとりこになっていたようです。 　 吉野先生はわざわざ夜行列車でお帰りになるご予定で、 その後の懇親会にも最後までお付き合い下さり、 酒を酌み交わしながら、 普段聴くことが出来ない込み入った質問にも 気さくに応じて下さいました。 　 今回の吉野先生との出会いを通じて、 多くの人が自分の生き方を振り返り、 救える患者さんを増やし、 歯科医療の未来について 希望と誇りを抱かれたことでしょう。 　 一般的に斜陽産業と言われるこの業界ですが、 卑下することも恐れることもありません。 何も高度な技術や知識ばかりが 必要なわけではありません。 『誠意、真実、敬い』をもってすれば、 社会や患者さんは我々を常に必要としてくれ、 世のため人のために仕事できるはずです。 それを失った時に必要とされない 存在になるのではないでしょうか。 お帰りのさいには丹波産の松茸をお持ち帰り頂きました！ 寝台車で車内に漂う香りに 財布は盗られても、 松茸は死守すると誓われる吉野先生でした