丹波市 「わく歯科」の院長BLOG

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院長BLOG

岡林信康の情熱大陸

 

忘年会の翌日、情熱大陸に何とあの神様 岡林信康が出演していました。

30年も山籠りしていた彼が、

このような商業的な番組に60になって出演すること自体事件です

http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/12_27.shtml

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%9E%97%E4%BF%A1%E5%BA%B7

 

一時期彼の歌にはまった自分がいました。

 

尾崎豊世代の私が岡林にはまる

岡林世代として何世代目になるのでしょうか?

 

尾崎豊もそのナルシストぶりに自分の鏡を見るようで、

恥ずかしくて「卒業」以降聴けなくなりました

岡林世代も彼のミュージシャンとしての変遷に、

その時代時代で違うファンがいるようです。

<a href="http://homepage3.nifty.com/yotandai/okabayasi.htm

私はその意味ではず~と後の世代ですから、自分の生きざまと

被せてみるというより、音楽の歴史の教科書の1ページを開くように

体験していたのでしょう。

そのお陰でどのアルバムも冷静に聴くことが出来て、

純粋にその才能に酔いしれました。

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その岡林の求める自由とは

「それで自由になったのかい」「自由への長い旅」に

代表されるような既成概念や自己の破壊から生みだされる

新しい価値観だったでしょう

 

その彼に番組内で 「あなたにとって自由とは?」と

質問するディレクターも勇気ありますが、

その岡林の答えが秀逸で、

以前の岡林からは考えられないような答えでした。

きっと昔の岡林世代の皆さんの中には、

下唇を噛んでチャンネルを変えた方もいたことでしょう。

 

 

 「自由ってのは空に浮かんでる凧やね。
 若い頃は糸を切れば自由になれると思ったけど、
 糸を切ったら落ちてしまうんだよ。
 地上に糸で繋がれているから飛べる。
 自由とはそんなもんだよ。」

 

何という深さ、なんという変遷?!

 

しかしそんなことはどうでもいい

僕が今一番望み、一番聴きたかった言葉です。

そう僕たちは社会、医院、家庭、それぞれの糸が繋がり、

ある意味がんじがらめになっているかもしれません。

しかしそのたびに糸を切ろうとすれば、

新たな争いや憎しみを生み出し、

自由の先にあるものは空虚なため息しかありません。

争いの革命で掴む自由は、

きっと次なる争いの火種にしかならないのではないでしょうか。

行き過ぎた権利意識の主張が、自分たちの足元を揺らし、

結局は生活を脅かすという事実

難しいイデオロギー論争はわかりません。

しかし60になる岡林が、その糸を受け入れ、

その中で自由に唄をうたい、「唄うことが楽しい」と言っているのです。

これ以上のメッセージはありません。

私にとっては2009年の最後に

こんな素晴らしい言葉に出会えたことに感謝です。