丹波市 「わく歯科」の院長BLOG

丹波市 歯科 わく歯科

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院長BLOG

本田宏先生~『今ここであなたが倒れたら』ご紹介

 

丹波医療再生ネットワークで私たちが作りました医療崩壊の映画が、

あの有名な本田宏先生のブログで紹介されました。

有難いことです。

以下にその内容を貼付しておきます。

映画はユーチューブで配信中『今ここであなたが倒れたら』

http://tambairyosaisei.blog45.fc2.com/blog-entry-1.html

が撮影時の様子です。

 

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/honda/200910/512493.html

日経メディカルブログ:本田宏の「勤務医よ、闘え!」 RSS
ブログの紹介
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ――。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか。「医療は会議室で行われているわけじゃない!」――医療の最前線にいる勤務医自らが考え、声を上げていくための情報を共有する場を作ります。
2009. 10. 2
「今ここであなたが倒れたら」

 兵庫県丹波市にある県立柏原病院は、「コンビニ受診を控えよう!」と地元のお母さんたちが立ち上がって、小児医療崩壊が水際で食い止められたことで大変有名になった病院です。

私は以前から、崩壊寸前の日本の医療を守ることは、もはや現場の医療者の努力だけでは困難であり、地域住民の理解と応援なしには成り立たないと感じていました。その意味で、丹波は市民運動が盛んな素晴らしい地域だと、うらやましく思っていました。

その思いは、先日、「今ここであなたが倒れたら」という短編映画を見て、さらに強くなりました。この短編映画は、7月19日に堺市で開催された「ストップ ザ医療崩壊―大阪南部安全・安心のまちづくりをめざして―7.19シンポジウム」の冒頭で流されたものです。

早速この映画を1人でも多くの方に見ていただきたいと、製作者の「<a target="_blank" href="http://tambairyosaisei.web.fc2.com/in
」(代表:里博文氏)に問い合わせたところ、同会メンバーの和久雅彦氏(県立柏原病院小児科の和久祥三氏の同級生)から手紙とDVDを送っていただき、広く配信して良いという許可までいただきました。短編映画は約17分で、そのあらすじは以下の通りです(ユーチューブで配信中。前編は、こちら、後編は、こちら)。

http://www.youtube.com/watch?v=gn-r_HgETvs      

http://www.youtube.com/watch?v=VKhtmbwCXBA

丹波に住むある一家(親子3世代同居:祖父、祖母、息子夫婦と子供)に突然起こった出来事。ある晩、祖父が入浴中に脳血管疾患で倒れる。救急車を呼んだものの、地元病院には脳外科医が不在、しばらくかかって救急車がたどり着いたのは隣町の救急病院だった。

祖父は幸い一命を取り留めるが、祖母は付き添いを余儀なくされ、一家の生活は一変する。息子は毎日隣町の病院まで見舞いや祖父の洗濯物を届けるために通い、それまで祖母に孫の面倒を見てもらって仕事に出ていた妻は、休みがちとなった職場から解雇通告を受ける。家族全員に次第にたまる心身の疲労、息子夫婦の関係も徐々にすれ違い、妻は子供を連れて実家に帰ってしまう。その時に息子は改めて気付く。いつもいたはずの妻や温かい家庭、そして医療のありがたみを――。

以下は、このDVDに同封されていた和久雅彦氏の手紙の一部です。ご本人の許可をいただき、ご紹介します。

 私は父が13年前に初めて食道静脈瘤破裂で倒れた際に、柏原病院で命を救っていただきました。半年持たないと言われながら、その後の8年間で娘2人の花嫁姿を目にし、孫を抱き、(著者注:歯科医師として)新しい医院に立ち、幾度となく一緒に旅行にも行くことができました。その間本人も家族も、家と柏原病院を往復する日々が続きました。親不孝の極みであった私が、最後に多少なりとも親孝行できた、それもこの地域に医療があったお陰だと心から感謝しております。

医療問題を考える上で、市民には想像力が必要です。水や電気がない地域にわざわざ人は住みません。ところが医療には当事者としての経験がない限り、そのありがたみを実感する機会は乏しいように思います。私はその経験を持つ家族の一員として、それを皆さんに伝える責務があると感じておりました。
 「医療には当事者としての経験がない限り、そのありがたみを実感する機会は乏しい」――まさに私も和久氏と同じ問題意識を持っています。私は全国を回って講演をしていますが、若い世代にはなかなか参加していただけないのが実情です。しかし、いつかは自分の親が、自分自身が、そして自分の子や孫が、医療を必要とするはずなのです。ぜひ皆さんも、このビデオを1人でも多くの方にご覧いただけるように、このサイトをご紹介いただければ幸いです。

&nbsphttp://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/honda/200910/512493.html