丹波市 「わく歯科」の院長BLOG

丹波市 歯科 わく歯科

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院長BLOG

私達の仕事の先には・・・

 

先日ある患者さんから治療の後に、少し話がしたいと切り出されました。

最初カウンセラーの谷口主任と話されていたのですが、

その後谷口さんから僕に声が掛かりました。

するとそこには患者様が、一枚の合格証書をお持ちになられたて

涙がぐまれておられました。

院長としては、すわっ何事!?という感じだったのですが

そこで本当に感動的で、身の引き締まるお話を聞かせて頂きました。

そのお話は後で患者様からおくられてきたメールを添付いたします。

患者様から個人名と固有名詞を排除してならという許可を頂きました。

 

 

 

「親知らずの抜歯でお世話になりました石生の○○です。
 
話せば長くなりますが、
この一年、□□での勤務の傍ら、 帰宅後・早朝は自宅で、日曜休日は
梅田の資格学校に通い、講座・模擬試験を受けて、
社会保険労務士の学習をしておりました。
これまでに何度も、いわゆる人生の挫折を経験しています。
でも、法律で身を立てたい、自己実現を図りたいとおもっておりました。
 (中略)
試験が終わると、各資格学校が、今年の合格推定点(合格ライン)の予想を発表しますが、
私の自己採点では、労働基準法で基準点に1点足りず、
また、総得点でも予想合格ラインに足りず、今年の合格は無理かとあきらめていました。
(中略) 
来年の試験に向けて勉強をする気力も失せかけ、
会社に出勤するのも、精神的にきつく、半ば うつ病になりかけそうな感じでした。
本試験から合格発表まで、私にとっては、長く
精神的にしんどい毎日でした。
受験勉強をしていることは、会社にはずっと伏せていましたので、この気持ちを相談する相手もなく・・・。
 (中略)
「さらにあと一年このしんどい生活を続けなければならないのか」と思っていた私に、
いやなこと、いやな現実を忘れて、 
ほっと気の抜ける時間を与えたいただいたのが、わく歯科さんでした。
砂漠のなかに、小さなオアシスを見つけたような気持ちでした。
&nbsp
 
会社に行くのが辛くて、くじけそうになりましたが、
仕事から逃げ出したくなっても、 
次の診察日が来ることをささやかな楽しみに思って、
文字通り をくいしばって・・・。
 
「あと3日、あと2日、この仕事を頑張れば、この仕事をクリア出来たら、
かわいいお姉さんがいっぱいいる和久歯科さんの診察日が来る」、
「ちょっと気になる あの かわいいお姉さんの顔が見れる・・・。」と
思って、日々仕事していました。   (不純な動機で、ゴメンナサイネ!)
 
 
 
初めて、診察していただいた日から、感じていたのですが、
スタッフのみなさん どの方も、笑顔が素敵ですね。
どのかたも綺麗な瞳をされているので、
我を忘れて、その瞳に心が吸い込まれそうになりました。
 (中略)
 自分に自信がつきました。
 
ありがとうございます。
こんな晴れ晴れした気持ちになったのは、丹波に戻ってきてはじめてです。
 
こんな思いで、わく歯科さんに通院している患者がいることを、
スタッフのみなさんによろしくお伝えください。
 (中略)  
いまの勤務先には、合格して堂々と退職願いを提出しました。
引継ぎも含めて、退職を承認されました。
 
厚生労働省の実務講習を受けて、早ければ、2010年夏に
丹波市内に社会保険労務士・行政書事務所 開設予定です。
 
これからも、実務の勉強しなければなりませんが、
医療保険制度や健康保険制度、社会保障制度に携わる一応、私も、法律家の端くれになります。
 
機会ありましたら、わく歯科さんの
ライズアップミーティーングの講師に呼んでください。講師料無料でかまいませんので(笑)
 

またの、診察日楽しみにしております。」

 

皆メールを読んで感動致しました

自分達の仕事をこんな気持ちで待っていてくれる人がいると思うと、

自然と元気になれます。

本当に有難い

しかし同時に見の引き締まる思いでもあります。

私達の仕事はただでさえ小さな小さな空間で手を動かしている仕事です。

ともすればその人がどんな思いでいるかに配慮せず、

歯だけを診ていることがあります。

わく歯科の心得には

「口を診るでなく心を見、患者様の思いをかたちにします」

 と記されています。

改めて自分たちの向く先を教えて頂いたような気がして、初心に帰りました。