丹波市 「わく歯科」の院長BLOG

篠山市の衛生士会に講演を頼まれました。 テーマは「衛生士の仕事における感動」 １０数人の参加でしたが、とても熱心な皆さんで、 こちらも熱を帯びた講演になりました。 まず参加者の皆さんにお伺いしました。 「もし目の前に進路に迷っている高校生がいたら、 衛生士っていう仕事をどう説明しますか？」 何人かから、「歯科予防従事者」 「歯科診療補助」 「国家資格者」などの意見が出ました。 「その通りなんですが、その中に人の心を動かせる 感動はあるでしょうか？」 私たちは長く仕事をしていると、 そのこと自体が当たり前になってしまい、 仕事の面白みすら忘れてしまう気がします。 いくら安定を語っても、 帰って溜息ついたり、 愚痴や不満を言いながら仕事する大人の後ろ姿を見ていると、 次の世代が継いでくれるとは思いません。 私が柏原高校で生徒さんたちに語っているのは、 衛生士の持つ仕事の魅力と感動。 篠山でもベテラン衛生士さんたちに、 高校生に伝えていることと変わらない、 衛生士の仕事の素晴らしさを語りました。 泣いて下さる方も数人おられて、 やって良かったと実感しました。 釈迦に説法ではあったかもしれませんが、 改めて自分たちの仕事の可能性に気付いてもらえれば何よりです。 冗談で栗ようかんを頼んでいたのですが、 それを探し回って買って来て下さった皆さん、 本当に申し訳ありません。 帰ったら、子供たちに味あう間もなく食べられてしまいました。