６月２２日 日蝕と着衣水泳
６月２２日水曜日 この日は46年ぶりの日蝕だったのに、わく歯科は仕事で見れませんでした。 ただ窓から見える田園風景が突然暗くなったことだけは感じました。 
（丹波市立中央小 ＰＴＡ会長 吉積毅さん撮影の日蝕） 午前診が終わって、すぐにＰＴＡ行事の着衣水泳のため、小学校のプールに駆けつけました。 あんなに広かったプールも３０年ぶりに見ると、狭かったですね～。 着衣水泳は今年度、人権啓発部の主催で初めて開催される事業です。 夏の水難事故の大半は着衣を着た状態で溺れることで起ります。そこでピュアスポーツ柏原のインストラクターにお世話になり、溺れたときにどうすれば助かるのかを生徒に指導してもらうことになりました。 
着衣を着たままで溺れたら、泳ぐのではなく背浮きという姿勢で助けが来るのを待つ。 
（ペットボトルを腹部に抱いて背浮きのポーズ） 溺者を見つけても、自分が飛び込むのではなく、 ペットボトルや靴、ランドセル、釣具などを使って、どの様に助ければよいかを学びました。 子供にとっては普段服のままプールに入れば叱られるますが、今日だけは裸になることを許されない特別な１日です。最初は躊躇いがちに服のままシャワーを浴びてましたが、プールの中では思いっきり自己表現して楽しんでました。 
子供の指導が終わりましたら、大人のための着衣水泳。 溺れる子供を助ける大人の二次災害を防ぐ目的です。 
ところが大人でも服のままシャワーを浴びれば、その時点で子供心がむくむくと顔を出します。 釣竿の先にペットボトルをつけて、溺者を釣り上げるように助ける実習では学校の先生方も子供に戻って 大物釣りを楽しんでおられました。
日蝕で欠けた太陽が、元気を取り戻して光を浴びせかけた水面はキラキラ輝いてました。 そこで背浮きをする私の姿は、まるで迷い込んだ河辺で日光浴を楽しむトドに見えたのではないでしょうか 