６月19日 なんて一日？！
今日は午前から大阪でセミナーを受けることになってました。
ところが自転車の免許を取得したばかりの娘が早起きして、自転車に乗せろというものですから、１５分だけとの約束で外に出ました。すると４歳になる下の息子が、一緒に乗せろと駆け寄ってきました。気軽な気持ちで後部座席に乗せて、勢い良く出発したと思ったら、１分も経たないうちに大きな悲鳴が聞えて、同時に自転車が進まなくなるではありませんか！何と息子の足首が後輪に挟まれて、ありえない方向に向いていたのです！？それもずる剥けになったくるぶしからは骨が露出して血が溢れています。
口腔外科医として、毎日親知らずを抜いて、インプラントを打って血には慣れている私も、さすがに我が息子の足にはうろたえました。それも日曜の朝７時半の出来事。「コンビニ受診を控えよう」と地域医療の再生を日々訴えているこの私が、泣き喚く息子を自分の医院に連れて行き、ＥＯ水で消毒しながらインターネットで病院探し。柏原病院がやっと９時から受け入れて下さることを聞きつけ、医療人としての立場を忘れ、慌てて駆けつけました。病院に着く頃には息子も泣き止んで、看護師さんたちも優しく言葉を掛けて頂いたものですから、逆にここまでの疲れがドット出て汗まみれで子供を抱いていました（いつものことですが・・・）
幸いレントゲンでも骨折などは無く本当に助かりました。
こんなとき病院がなかったらと思うと、改めてゾッとします。地域に医療があることに感謝しかありません。それを思い知らすために仕組まれた出来事だとすれば、息子があまりに可哀想ですが・・・
しかしこんなとき自分でも情けないぐらいあたふたしてしまい、一緒に活動している先生方には到底見せられない姿でした。
日曜日の朝にご迷惑をお掛けした皆さん、わが息子、本当に申し訳なかった。