セミナーで日本を考える
こんにちは。
丹波市わく歯科医院のたにっちです。
今回も2回続けてアップします!笑
(ごめんなさい)
少し前のお話になるのですが、5月24日、当院でお世話になっているコンサルタントーデンタルタイアップさん主催の関西地区合同セミナーへ、ゆっちゃんとたにっちで、受講して参りました。
内容は保険です。
歯周病患者を担当した場合、医療としての安全を確保した上で、保険の理解、検査.診断.治療計画を立てたうえでの治療、歯周組織の治癒経過観察など、総合的に歯科医療サービスを提供する事となります。今回は、その基本を確認するための研修でした。
保険制度の中には保険のルールというものがあり、その中で、保険でできることと、できないことがあります。
できないことは自由診療とか、自費治療というものになってしまいます。
今回は保険を利用して患者さまの健康をより良くキープできる”流れ”について学びました。
後日、それらを医院で運用できるようにミーティングでシェアしました。
今回、この研修を受けて、自分なりに感じたことは日本の未来についてです。
みなさんは”2025年問題”というのを聞いたことがありますか?
団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)を迎えるのが2025年です。
現在の後期高齢者の数が約1500万人です。
2025年にはそれが2200万人になると言われています。
その上、働き盛り世代は減少していきす。
4人に1人が高齢者になる計算です。
これだけ聞いても「えらいことだ!」と思うのに、毎分膨れ上がっている日本の赤字国債の数字を見た時の衝撃………!!!
※ネットで「財政赤字リアルタイムカウンター」を検索してみてください。
衝撃を共感できるはずです。
今後のさらなる医療費削減は避けられません。
現在保険でカバーされている歯科疾患でも、これからは、病気になったら保険でカバーできない疾患もでてくる時代になります。
すでにスウェーデンなどの医療制度にもみられるように、病気にならないように予防中心型歯科医療制度に移行していくでしょう。
あるアンケートでこんな質問があったそうです。
Q,あなたが健康観を判断する際に重視した事項はなんですか?
つまり、あなたが自分は健康だなーと思う時ってどんな時ですか?という質問です。
その事項の1位になったのは”病気がないこと”
………それはそうですよね!
では、2位は?
“美味しく食事ができること”
3位は”身体が丈夫なこと”
(4位以下省略)
だったそうです。
私たち歯科で働いているものは、毎日歯のことを考えていたり、見たりしているので、2位のその大切さというのはひしひし伝わってくるのですが、歯に関心がないとなかなかその大切さは実感できないし、伝わらない。
歯を失って始めてその有り難さに気づくのです。
実際、治療上抜歯を余儀なくされた患者様や、義歯(入れ歯)になられた患者様、継続的な歯周治療を行っておられる患者様からは、「歯って大事やねー」というお言葉を実体験として身近で聞くことがあります。
病気になれば医療費はかかり、身体も辛いです。
それは自分にとっても国にとってもマイナスです。
病気にならないように注意していれば、身体も健康で、医療費もかからず、自分にとっても国にとってもプラスです。
私も病気にならないように、普段から運動したり、検診へいったりしようと思った貴重なセミナーでした!
では、また次もたにっちです(((・・;)笑