雨に打たれし小さき命
わく歯科の治療ゾーンからは、
丹波の自然を切り取ったような
癒しの借景がご覧になれます。
先日患者さんがその景観に
じっと目を凝らしながら一言
「先生、あそこに蜂の巣があるわ・・・
何とかせな。」
「ホンマや・・・」
私の頭の中では、厚手の防護服に包まれながら、
エピペン片手に蜂の巣退治している風景が。
ところがそのすぐ後から
バケツの水をぶちまけたような雷雨が
景色を曇らせます。
先ほどまで憎っくき蜂が、
自然の猛威に耐え忍ぶ健気で可愛い命に
思えてくるのが不思議です。
雨上がりに隣のカエルが
「旦那、ちょっと待ったり」
と呟いているようで。
ということで蜂としばらく共生することになりました。
ただ別れは必ず来ます。
その時は命がけで闘います(笑)