NHKの「その街のこども」を観ました。
http://cgi2.nhk.or.jp/hisaito2/comment_input.cgi?c=109
日曜日の夜、早く寝るはずがいつの間にか
厚かましささえ感じさせる手ぶれカメラの映像と
森山未来のどこか悲しみを携えた眼にひかれて
最後まで観てしまったうえに
こんなブログまで書いてしまいました。
なんと不思議な余韻の残るドラマでしょうか
主演の二人（佐藤江梨子、森山未来）が神戸住まいで震災を経験した
こともあるのでしょうが、どこまでがシナリオで、
どこまでがアドリブかわからないリアルな神戸弁のやりとり
神戸で初めて撮られた震災ロードムービーの着地点が、
当日の三宮東遊園地で行われる
「１・１７のつどい」会場前であるということが、
普通でない余韻をより引き立てることになりました。
壁を乗り越えて傷と向き合えた者
贖罪意識からまだ踏み出せない者
その二人が 「また来年・・・」と
連絡先さえ交わさず別れるその公園が、
いつかきっと二人の再会の場所になることを
祈るように観てしまいました。
傑作です。
きっと再放送されるでしょうが、
1月17日、この日に偶然観れたことは、
サヨナラホームランの臨場感を生で感じるがごとく
幸せなのに、
切なく感じた夜でした
