プロター将軍のしごき
中村健太郎先生のセミナーに参加して、プロターという咬合器にしごかれています
歯医者は患者さんの歯の型を採って、それを石膏の模型にして
その上で技工士の先生に補綴(ほてつ)物と言われる、
差し歯や入れ歯を作って頂きます。
ところがその模型が歪んでいれば、出来あがる補綴物は患者さんの歯に合いません。
そしてその模型を、咬合器という患者さんの顎に見立てた装置に
取り付けて技工士の先生は作業するのです。
ところが咬合器にもいろいろあります。
もともと精密に作られていないいい加減なものから、
精密に作られたものまで様々。
このドイツから来たプロターという咬合器は困ったことに、
これ以上ないぐらい精密に作られています。
あまりに精密なだけに、模型の咬合器への装着が全く誤魔化せません。
作業工程に手抜きがあれば、すぐに咬合器に叱られます。
「なめとんか!?俺の目をごまかせると思うなよ!浮いとるやんけ!」
何度も何度も練習して、やっと最近少し頭を撫でてもらえるようになりました。
「まあちょっとはマシに出来るようになったな~
ほな次いこか~」
プロター将軍、ありがとうございます
これからもご指導よろしくお願い致します