ポルトガル マロクリニック研修①
実は今ポルトガルからこのブログをアップしています。
まだまだ3月4月の溜まりに溜まったブログがあるのですが、
これを書かずにこちらを後には出来ませんので、
この研修を先にアップします。
前々からどうしても行きたい研修がありました。
それが世界一巨大なマロクリニックを要する、
パウロ・マロ先生のALL ON 4セミナーです。
ALL ON 4 それはインプラントの中でも、
最新にして患者満足のとても大きい術式
その反面歯医者の中では、反対派も多く、
常に議論の的になる術式でもあります。
そのシステムの開発者がポルトガルのマロ先生なのです。
私のこの術式に対する考え方、また患者様の声などは
下記をご参照下さい
https://www.wakushika.jp/clinic/implant-allon4.html
いずれにしても治療の結果を評価するのは、
いつの時代も患者様しかありません。
だからこそこのALL ON 4というシステムが出来て15年以上
世界中からそれを求めて人が集まるのでしょう。
ということで私はアメリカの先生にその術式を教わって、
施術してきましたが、今回やっとその元祖の先生に
教わる機会を頂戴しました。
それもスタッフが著しく成長してくれて、
僕が居なくてもきっと何とかしてくれると確信出来たからです。
矯正の野田先生と安留先生が留守の間を守ってくれます。
それも行く直前に、またしてもスタッフから
インプラントのイラストを刺繍した手縫いのお守り袋に
入ったみんなからのメッセージを頂きました。
その中にはいつの間にやら、家族からのメッセージまで
5歳の息子がたどたどしく「げんきでね」
長男長女からは「元気で帰ってきてね」
母と家内からは揃って、「飲みすぎないように」
その上長女から、一日づつ読んでねと、
1週間分のメッセージ文までもらいました。
勇気元気100倍で6日の診療の終わりに、
荷造りして10時半ごろ車に乗り込みました。
その途中丹波医療再生ネットワークの皆にもあいさつして、
見送られながら伊丹へと向かったのです。
伊丹のホテルで一晩過ごして、
朝8時の飛行機で成田へ
成田で集合した先生方の中には、
一人も知っている顔はありません。
旅は知っている顔があると、新しい出会いは生まれ難いもの。
その意味では、余計に期待が持てます。
ルフトハンザの飛行機が日本を飛び立ったのは12時25分
機内ではパソコンを前にして、インプラント学会の専門医論文を
仕上げることが出来ました。
機内で上映されている映画はいつも最新の映画です。
今回はシャーロックホームズとアバターをまた観てしまいました。
さすがにアバターに関しては、あの大画面で観る迫力と、
小さなモニターで観るものは別物
当然飛び出すこともありません
そうこうしているうちに、トランジットのミュンヘンに到着
ドイツと言えばやはりビールでしょう!
ということで早速巨大なソーセージとドイツビールを頂いていい気分
入ったトイレでは便器にハエが止まっているので、
そこを目掛けてシュワ~
一向に飛び立たないハエに、こんちくしょうとばかりに力が入りました。
ところがそれは便器に書かれたイラストであるとわかり、
罠にはまった自分にドイツでひとり照れ笑いです。
さてそのままポルトガル行きの飛行機に乗って一路リスボンへ
4時間近くかかって着いた時には、すでに10時を過ぎていました。
日本時間で換算すると、何と丹波から24時間以上
さすがにクタクタでした。
バスに乗って滞在地のマリオットホテルに向かいました。
するとホテルの看板の隣に、
何やら巨大な文字が見えます。
そこには 『MALO CLINIC』 と・・・
隣のホテルと比較してその巨大さが、
闇夜に映えてより一層引き立てられます。
何じゃあれは・・・
「ようこそマロクリニックへ 明日から楽しみにしとけよ~」
というマロ先生のお出迎えを受けたようで、
一同研修前からカウンターパンチを食らったような衝撃です!
旅をするごとに成長して、顔付きが変わってきた龍馬伝を観て、
やはり人間 旅することの大切さを感じます。
実は12歳の息子も私が行く前に中学の寮に入りました。
こんな小さく、お世辞にもきれいとは言えない部屋で
テレビもゲームも兄弟もなく、親と離れて過ごすなんて、
息子にとっては旅以外の何物でもありません。
私もこの旅で成長しなければ、
息子や家族、スタッフに申し訳が立ちません。
同時に 「人材不足は人材育成のチャンス」 です。
残された者にとっても同様に成長のチャンスでしょう。
さあ皆に負けないように頑張るぞ~!
と気合を入れたのもつかの間
服も着替えずベットで倒れて夢の中でした。