愛と涙の琵琶湖物語
私の恩師である小島宏先生のお父様の通夜です。
いつもは週末の夕方に上り車線にいることなどなく、
その渋滞を笑いながら気の毒がっていましたので、ついに罰が当ったのでしょう。
なんと4時間半も掛かって、着いた頃には終わっていました
しかし琵琶湖から吹く風を感じると、どことなく落ち着きます。
通夜で久しぶりに出会った先生方は優しく声を掛けて下さり、
改めて皆様の温かさが身にしみました。
小島先生は大学の野球部の大先輩で、
卒業したての私を大津市民病院に誘って頂いた方です。
その時は早く親から独立したい一心で、
少しでも給料が良い病院を探していました。
神戸中央市民と大津市民病院のいずれかで悩み、
給料の良い大津を選んで早速引っ越しの準備を始めた私に、
小島先生は申し訳なさそうに
「実は病院が口腔外科の研修医枠を切ってきた。無給の見学医やねん。」
すでにアパートを決め、荷物を入れていた私は選択を迫られました。
このまま大津にバイトでもしながら残るか、いっそ神戸に行くか。
ただすでにその時には神戸の募集も終わっており、
ひとつの条件と共に残ることを決心しました。
「無給で結構ですが、
すべての手術に入れてもらえませんか」
病院と掛け合い、歯科医師会と掛け合い、
私の条件が通ったばかりでなく、
十分な生活費を工面することも出来ました。
普通歯科医師として経験出来ないような研修を受けさせて頂き、
そのお陰で父が倒れて、週末のみ丹波で開業した時は、
すでに怖いもの知らずになっていたのです。
小島先生は今では予防の大家として
私も予防のご指導を受けて、
そしてこの通夜を知らせて下さったのが、
先生は柔道部出身の面倒見の良い先輩で、
この通夜の後も近江牛の焼肉をご馳走になりました。
うまかったな~
奥様も歯科医師で、ご一緒にご開業されています。
本当に仲の良い素敵なご夫婦なんですよ~。
その大西先生は障害者歯科に造詣が深く、力を入れておられます。
さまざまな独自の工夫に溢れ、行き場を探す障害者の方々が、最後にたどり着く場所になっています。
まさに日々の診療そのものが社会貢献 だと感心しました。
そこでこんな話を聴かせて頂きました。
大変感動しました!
彼らを 「世の光りに」 することに全生涯を捧げてこられ、
滋賀県にいた時も聞いたことがありませんでした。
http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/1_all/jirei/100furusato/html/furusato054.htm
それにしてもやっぱり琵琶湖の空気は何かいいな~
釣りにでも出かけましょうかね
