新神戸歯科見学
学際企画でお世話になった新神戸歯科の藤井先生のオフィスに、
腰や肩に持病を抱える母の治療を兼ねて見学に行きました。
母には私が入れたインプラントが7本も埋入されています。
もしそれの除去を指示されたらどうしようかと、
行く前から不安でした。
ところがオーリングテストを繰り返すうちに
「これはインプラントでも、咬合から来ているんでもないな。
腰そのものやな」とのこと。
まずは僕自身が胸を撫で下ろしました。
母は以前交通事故で腰を強打して腰椎骨折した既往があります。
マッサージチェアーに横になった母の腰に
先生がゆっくり整復を加えますと、
母が「なんか腰があったかくなってきたわ」
「ゆっくり立ってみて。きっと噛まれへんから」
「ほんまや。かみ合わせが違うわ」
「ええか、そのまま噛みこんだらあかんよ。
そのかみ合わせで調整せなあかんから」
そう言いながら母を慎重に歯科用チェアーに移動させます。

そこで通常通りに咬合紙を咬ますのですが、
通常でないのがここからです。
一本一本オーリングテストで反応を確かめ、
咬合紙での印記点とは別の場所を調整されます。
するとどうでしょう。
いつも腰の曲がった母が、
姿勢良くチェアーから立ち上がるではありませんか。
どう見ても身長が3㎝ぐらいは高くなったように見えます。
「あ~、ほんまに楽やわ」
ビデオカメラを持った僕もにわかに信じられず、
「ええ~、ほんまか!?大げさに言うたらあかんで!どう楽なん?」
「肩の痛みがなくなったわ。腰もかばわんと立てるわ」
うう~ん、どういうこと?
以前腰のカイロプラクティックに行って、
噛めなくなった歯医者の偉い先生の話しを聴いて、
その顎位でかみ合わせの再構成を
図ればいいのではないかと思っていました。
まさにそれを実践されているのを間近に観て、
歯科医療の持つ、未知なる可能性に感動しました。
最近朝飲むサプリメントにグルコサミンが加わった私
またぎっくり腰で仕事を休む前にお世話になろうと、
母ともども予約を取って帰るのでした。







