秋祭りで6歳の次男が神輿に乗りました。
しばらくは次男も神の子です(笑)

練習する子供も大変ですが、
仕事が終わってから毎晩指導して下さる消防の
皆さんはもっと大変。

私も皆さんのご負担を少しでも減らしたいと、
次男に唄を覚えさせるのに必死です。
子供が覚えるには難しい歌詞が続きます。
そこで娘に歌詞通りの恰好をさせ、
息子の前で踊ってみせて視覚イメージを膨らませました。
そのかいあって当日までに完璧に覚えることが出来ました。
当日は朝早くから入念なメイクで神の子に変身

どう見ても「呪怨」のとしお君(笑)
地面に下ろせない息子の一日。
神輿と消防の皆さんの肩の上で過ごす神の子に、
親が恐縮しっぱなしです。


途中曳き手が少ないので親の私たちも参戦。

「わっしょい!わっしょい!」の掛け声で駆け出す神輿に
「ここで倒れたら死ぬな」と恐怖を感じます。


落ちて被災した携帯にも逆にホッとする始末。
親子ともども長い一日を終え、慰労会の席。
一番年上の私があいさつを頼まれました。

「175年の歴史の中で、私自身神輿に乗る経験もなく、
我が子供の気持ちもわかりません。
消防にも入ることなく、曳き手の皆さんの気持ちもわかりません。
そんなダメ親の私が今日神輿を肩に担がせて頂き、
皆さんの背負われる歴史の重みを
少しばかり感じることが出来ました。
7年前にこの神輿に乗せて頂いた長男が
今度は曳き手として、先人たちが作ってこられた
歴史を受け継いでくれると信じています。」


歴史を受け継ぐことの難しさ、大変さ
神の子の親としてそれを十分に感じる一日でした。
あ~曳かれなくて良かった・・・