藤井佳朗先生 咬合と全身の調和を目指す歯科臨床
ため込んだブログを掲載させて頂きますが、
時系列的には本当はこれがトップ
お許しを
「ありえへん、ありえへん!」
頭の中でこだまする声
目の前で見せられるビデオとデモンストレーションの数々に
信じられない自分がそう叫んでいます。
2月20日 学際企画主催、
藤井佳朗先生の全身咬合セミナーを受講したのです。
従来のEBMに基づいた
医療の範疇ではないかもしれませんが、
その医療が匙を投げた患者さんが、
そこで救われている現実は到底軽視できません。
逆に反論するとすれば、それに対する科学的根拠を
示さなければ説得力に欠けます。
私はこのオーリングテストに基づく診断を
従来の確定的診断のもとに行われる全顎的治療にさいしても、
この第3の眼を診断のひとつとして用いることで、
医原性疾患の発生を未然に防げるかもしれません。
最近NHKの「ためしてガッテン」で
かみ合わせと全身の関係について
素晴らしく分かりやすい番組が放送されたばかりです。
私も丹波市の広報に同じような話を書きました。
ところが私自身が理解していた範疇を
はるかに超えるのが、このセミナーでした。
セミナーのサブタイトルが
「~歯科医療の充実が国民の健康を創造し、不況から日本を救う~」
最初は正直眉つばで、何を大げさなと思っていました。
しかし何年も苦しんで、リハビリや介護に費やされる医療費が、
入れ歯やかみ合わせの調整ひとつ
で解消するとすれば、厚労省にとっても
こんな夢のような話はありません。
まだまだ私たち歯科医師が知らない、
歯科の未知なる可能性が多いようです。
歯科医師の多くがそれを出来るようになって、
社会貢献の旗頭となれば、
歯科医師過剰なんて言葉はなくなります。
私たちにはまだ仕事がいっぱい残っているようです。
あの劇的ともいえる、
患者さんの驚きと感動の笑顔に出会えるなんて、
医療者としてこれ以上の幸せはありません。
前日サウナの仮眠室にもぐりこんで、
朝一新幹線で東京に行った甲斐がありましたわ
でも科学的根拠の壁は高そうやな~



一般医療から見放された
何年も寝たきりの老人が自立歩行出来るようになり、
重度の認知症の患者が時計の時刻を正確に読め、
自殺寸前のうつ病患者が大笑いする。
それはすべて歯をちょっと触っただけ それはどのような科学的根拠のもと行われているのか? 藤井先生は言われます。
「なぜそうなるかが重要ではない。
治したのか治せなかったかだ」
確かにそうだ
『第3の診断の眼』
として使えると感じました。
何より介入程度が従来の歯科治療と違い、 あまりに小さく保存的?なものですから 仮に何も変わらないとしても、 患者さんにはデメリットもないでしょう。 うまくいけば最小限の介入で、 これ以上ないほどの最大限の成果を生みだす
まさに『究極のMI治療 』と言えます。





