中村健太郎セミナー ディプロスドリル
正月休みボケの頭には、さすがに中村先生の話は重い。
しかしそんなことは言ってられません。
今回は購入して一度も触ってもいないディプロスという
ME機器の実習です。
総重量20キロはあろうかという荷物を抱えて、
大阪の会場に集合。
一応精密機器ですから、無事運ぶことさえ一苦労です。
ディプロスとは、中村先生が開発された、
咬合力(咬み合わせの力)を測定する器械。
物を咀嚼するためには、当然咬合力が必要です。
しかしその力が、適正な値を超えると、
今度は歯そのものを破壊する力に変わります。
わく歯科でも、抜歯の対象は、
今では虫歯や歯周病ではありません。
ほとんどが歯根破折。
つまり歯が折れてしまうことによる抜歯です。
ディプロスはそのような過度な力を選択的に測定することで、
咬み合わせのバランスを整え、
適正な咬合力を発現させるために、
なくてはならない機器とも言えます。
私も正月、咀嚼力を必要としない餅ばっかり食べていた一人。
相互実習で、一体どんな結果が出るのか不安でした。
すると仮歯が一本取れているだけで、
咬み合わせの重心がこんなにズレていたばかりか、
実際歯が欠けていたところに、
とんでもない力が掛かっていたことが判明しました。
中村先生がそのデータをご覧になられて、
「かわいそうに。壊れるね~」と一言
患者さんを救いたい!でもその前に誰か私を救って~




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