アバター敗れる!
アバターがアカデミー賞でハートロッカーに敗れました。
私にとっては、子供のために取っておいた日曜日に、
「アバター観たい~!」と言われ、自分が観たい映画が
子供の観たい映画と一致した、
初めての感動巨編こそがアバターなのです。
もうドラえもんやポケモンじゃあありません!!
ア・バ・ター!です!
その映画がアカデミーで敗れて、
ハートロッカーを観てもいないのに
「なぜだ~!?」と絶叫してしまいました。
アバター、いや~本当に堪能しました。
3Dばかりが取りざたされていますが、
全然そんなことはありません。
アクション、映像もさることながら、
メッセージ性にも優れた超大作です。
確かにSF版ダンス・ウイズ・ウルブスと言われればそうでしょうが、
なによりあのマッチョなアメリカ保守層が
この映画を毛嫌いしていることこそが、
映画の成功ではないでしょうか。
あのホームツリーが破壊され崩れ落ちるシーンなどは、
9.11でアメリカ人は一度、原住民ナビの立場でビルの崩壊を経験
したにもかかわらず、他の国ではまた同じことを正義の名の下に、
行使しているというキャメロンのメッセージが観て取れました。
きっとアメリカ人の誰もが、鏡を観る思いであの場面を観たことでしょう。
争いや力による征服からは、
憎しみしか生み出されない。
そのことをビルをホームツリーに見立てて、逆の立場から
疑似体験させたのがキャメロンの手腕だと思います。
それにしてもあんなナビの青い顔に感情移入できるか不安でしたが、
だんだんとネイティリを愛おしく感じ、思わず抱きしめたくなった
男は私だけではないと信じたい。(ネイティリ身長3m)
公開から2カ月経って観たのに、最後尾の席
ところがあの面白さです。
もう一度真ん中で観たいと思わせられた久しぶりの映画でした。
これは確かにDVDでは伝わりません。
しかしハートロッカーはDVDで出会うことになりそうです。
だって子供に「観にいかへん?」て聴いたら、
今度はシャーロック・ホームズですって
まあポケモンより嬉しいかも