ポルトガル マロクリニック研修④
今日は朝から全身麻酔で上下のALL ON 4から始まりました。
経鼻挿管しているので、
ガーゼで咽頭部をパッキングしている分
とても下顎がやりにくそうでした。
そこでいきなり舌尖に3-0の糸を通して、
上顎の顎堤に縫い合わせて懸垂。
それを見て一同ざわめきが起こります。
その後は頬側に角化歯肉を残すような切開線を入れて、
すばやく施術
上顎はいつものように上顎洞に小さな開窓を施し、
そこから前方の骨壁を確認して、傾斜埋入。
上下で一時間足らずでした。
やはり全身麻酔の時は、咬合採得だけは、
完全に覚醒してからなので
時間が掛るとのことです。
午前の2件目はノーベルガイドで上下のALL ON 4
マロクリニックではノーベルガイドの適応症例は
全体の20%程度だそうです。
というのもマロクリニックのALL ON 4のプロトコールでは
骨整形の必要な症例が多く、
フラップレスで行えるケースの方が少ないそうです。
ですからマロクリニックの研修でノーベルガイドを見れたのも
ラッキーだったかもしれません。
ノーベルガイドの使い方も日本で習うものと若干違い、
工夫されてとても勉強になりました。
何せ術後に入れるプロビジョナルが
驚くほどパッシブフィットで入っていましたので、
これがノーベルガイドの強みだと改めて感じました。
午後からは研修中初めての模型を使ったハンズオンと質疑応答
さすがにマロ先生には直接聴けないような、
ちょっと意地悪な質問も
若手のインプラント専門医のペドロ先生にはいろいろ出来ました。
ペドロ先生ごめんなさい。
さあ待ちに待ったサーティフィケートの授与式です。
テレビカメラの廻る中ひとりひとりマロ先生自身から受け取り、
握手して写真撮影です。
撮り損ないが許されないだけに、
ノーベルの社員さんに連写を頼み、
カメラテストまでして臨みました。
それがこれ
機内食でワインをがぶ飲みして、
研修中に食べるポルトガルの旨いエッグタルトや
強い南国の日差しの中で飲むビールが旨いこと旨いこと
お陰で研修中にかなり太って、写真撮影ですから、
後悔しきりですわ
にもかかわらず、夜は仲良くなった先生方と
ファイブオーシャンズという
海鮮料理の旨い場所に行きました。
ここはロケーションも最高ですし、食事も本当に旨い!!
そして何より出会った先生方や
ノーベルの皆さんとの会話が楽しい!
この楽しさが脂肪に置き換わらなければ、
もっと楽しいのですが・・・
